紅花コマクサ 緋炎(ひえん)

紅花コマクサ 緋炎

撮影日:2019/06/14

  • ケシ科
  • 学名  

姿・形
高さ10~15cmほどの多年草。濃赤花をつけるコマクサの選抜品である。根は太いヒゲ状で長い。根際から柄のある葉茎が数本伸びる。葉は細かく分かれていて、やや赤みを帯び、パセリ状に広がる。茎は赤紫色。花は花茎の先に数個ぶらさがって咲く。

北海道における紅花コマクサ 緋炎のルーツは、雄阿寒岳産の実生株から選抜された濃赤色花と言われており(北方山草 9 1990)、今日では、愛好家による実生選別が繰り返された結果、紅花の実生から紅花の出現率は、ほぼ濃赤色に固定されている。

種子の大きさと形状
紅花コマクサ 緋炎の種子

約1.2mm前後の楕円形で光沢のある黒い種子

開花と花の色
5月から7月 濃赤色

分 布

保護上の位置づけ

紅花コマクサ 緋炎(ひえん)の育て方

植え方
鉢は深鉢を使用し、用土はふるいにかけてミジンを取り除き、必ず水洗いした2~4mmほどの火山礫(えぞ砂など)単用とし、表面に10mm弱ほどの礫でフタ並べにする。植え替えは、2~3年ごとの芽出し前の早春または、葉が枯れた秋に行う。根伏せを兼ねるのであれば早春に行う。掘り上げた根は水洗いし、古い根、枯れた根を丁寧に取り除き、切れ味の良いハサミを使用して、成長点がしっかりした側根を残すようにして、10cm程度に切り詰める。根が長いため、ロックガーデンでの管理に向く。

管理方法
置き場所は、十分な日当たりで風通しの良いところ。夏のうちは、50%遮光ネットの下で管理したい。灌水は、1日1回十分に与える。肥料を好み肥培する。病害虫の心配は特にない。越冬は、雪の下で普通に過ごすことができる。

殖やし方
実生・株分け・根伏せ。種子は、採り蒔きとし、用土が乾かないように、普通に灌水して管理し、翌春と翌々春の2年がかりで発芽する。株分けは基本行わず、植え替え時に簡単に離れるようであれば、株分けをする。根伏せは、植え替え時に切り詰めた根を用いるとよい。

その他
「四季咲きコマクサ」の名前で流通しているのは、全くの別種なので、園芸種の「四季咲きコマクサ」なのか、原種の「コマクサ」なのか、注意したい。コマクサ(ピンク色・白色)との交雑を避けるため、隔離栽培が望ましい。

注 意

「花期」や「植え方・管理方法・殖やし方」などは、北海道の内陸平野部の気候を参考にしておりますので、ご注意ください。

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