ヒダカミセバヤ

ヒダカミセバヤ

撮影日:2016/09/22 北海道広尾町産

  • 科名 ベンケイソウ科
  • 学名  Hylotelephium cauticolum

姿・形
北海道の日高・十勝地方の岩場に生える北海道固有種。高さ8~15cmほどの多年草。茎をはうように伸ばす。濃紅色の 5 枚の花弁を星形に広げた花が密に咲く。葉は、卵形~楕円形で少しばかり波状の鋸歯があり、滑らかで肉質、普通は対生し、うすい紅色を帯びた緑色だが、開花期には、さらに赤みを増してくる。

種子の大きさと形状
ヒダカミセバヤの種子

ヒダカミセバヤの種子の拡大

約1.2mm前後の長さで両端が細く淡い黄褐色をした種子

花期・花色
9月上旬~10月上旬 淡紅色

分 布
北海道の日高・十勝地方

保護上の位置づけ
・環境省レッドリスト 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 環境省のカテゴリーの概要
・北海道レッドリスト 絶滅危急種 (Vu) 北海道のカテゴリーの概要

ヒダカミセバヤの育て方

植え方
用土は、2~7mmほどの火山礫(えぞ砂など)単用で、水はけのよいもの。植え替えは、厳寒期を除けば、いつでも可能。株分けを兼ねるのであれば、ある程度成長し、作業が容易な時期(初夏頃)で良い。

管理方法
置き場所は、十分な日当たりで風通しの良いところ。灌水は、表面が乾いた時に与える程度でよい。過湿には特に弱い。施肥は、春に置き肥する程度。病害虫の心配も特にない。越冬は、雪の下で普通に過ごすことができる。

殖やし方
実生・株分け・挿し芽・挿し葉。基本、株分けで行い、作業中に切れてしまったものを、挿し芽・挿し葉にすると良い。株分けの時期は、ある程度成長し、作業が容易な時期(初夏頃)で良い。こぼれ種でも殖えるため、近縁種と育てる場合は、種の同定が困難になる恐れもあるため、隔離した方が良い。

種子の採取
採種は、花が終わり葉が枯れてきたころに、茎から切断し、逆さまにして軽くたたくと、簡単に落ちてくる。力を入れて扱うと、こまかい花がらまで取れてしまい、分別処理が面倒なので注意したい。

ヒダカミセバヤの種子

ヒダカミセバヤの種子

その他
流通・認識上、多少の混乱が見られる。

ミセバヤ類は、一部、種の同定が容易にできない場合がある。そのため、「ヒダカミセバヤ」という名前で流通している物の中には、ミセバヤ・ヤマトミセバヤ・エッチュウミセバヤ・カラフトミセバヤ(樺太産)・カラフトミセバヤ(別名:エゾミセバヤ・ゴケンミセバヤ・ヒメミセバヤ)・ユウパリミセバヤなどの近縁種と、混同されている場合が認めらる。

注 意

「花期」や「植え方・管理方法・殖やし方」などは、北海道の内陸平野部の気候を参考にしておりますので、ご注意ください。

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