レブンヒメエゾスカシユリ
- 2021/6/13
- ユリ科
撮影日:2021/06/11 北海道礼文町産(礼文島)
- ユリ科
- 学名 Lilium pensylvanicum var. alpinum Kuseneva(ヒメエゾスカシユリ)
姿・形
北海道の海岸草地や岩石海岸、山地の草地や岩場などに生えるエゾスカシユリの矮性種、ヒメエゾスカシユリで、北海道礼文町(礼文島)が、産地と思われる。高さ10~15cmほどで、花は茎頂に上向きに咲き、花びらの付け根は隙間がある。
種子の大きさと形状
-
約6mm前後の扁平な卵形で、翼のある黄褐色の種子
花期・花色
6月 橙色
分 布
北海道礼文町(礼文島)
保護上の位置づけ
・環境省レッドリスト -
・北海道レッドリスト -
レブンヒメエゾスカシユリの育て方
植え方
用土は、2~5mmほどの火山礫(えぞ砂など)8・腐葉土2程度の割合で、水はけよく植える。球根の腐敗リスクを下げるため、球根と有機物の直接的な接触を避けたい。筆者は、ゴロの上に、えぞ砂8・腐葉土2程度の割合の用土を5cm程度の厚さし、その上に、えぞ砂を単用で2cm程度の厚さに敷いて(有機物との直接的な接触を避けるため)球根を配置する。最後に、球根3個分の深さ(厚さ)を目安に、えぞ砂を単用で球根を覆って、深植えにしている。
管理方法
置き場所は、春から秋まで1日中、日の当たりが良いところ。肥料を好み肥培する。灌水は、1日1回普通に与える。害虫の心配は特にないが、ウイルス性の球根の腐食を防止するため、植替え時に、GFベンレート水和剤などの薬剤で消毒するとよい。越冬は、雪の下で普通に過ごすことができる。2~3年に1度は、葉の枯れた秋に、増殖(分球・鱗片挿し)を兼ねて植替えを心掛けたい。
殖やし方
分球、鱗片挿し、木子、実生、。実生以外は、植替え時(葉の枯れた9月下旬以降)に、作業するとよい。
その他
レブンヒメエゾスカシユリと同じく、矮性タイプ(草丈10~15cm)の、ヒメエゾスカシユリ(戦前に採取された、北方四島の択捉島産)が流通しているが、両者の区別方法は不明。
「花期」や「植え方・管理方法・殖やし方」などは、北海道の内陸平野部の気候を参考にしておりますので、ご注意ください。
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