エゾハナシノブ

エゾハナシノブ

撮影日:2019/05/30 北海道札幌市定山渓産

  • ハナシノブ科
  • 学名 Polemonium coeruleum subsp. yezoense

姿・形
高さ40~60cmほどの多年草。茎は根元からたくさん出て株立ちになる。葉は奇数羽状複葉で、花(雄しべ5個・雌しべ1個)は、茎の先に次々と咲かせる。雌しべの基部の花盤の縁に波状の明瞭な5歯があるのが特徴。

種子の大きさと形状
エゾハナシノブ

約3mm前後の長さで両端が細く茶褐色をした種子

花期・花色
6~7月 青紫色

分 布
北海道と青森県の白神山地に分布する日本固有種

保護上の位置づけ
・環境省レッドリスト 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 環境省のカテゴリーの概要
・北海道レッドリスト 希少種 (R) 北海道のカテゴリーの概要

エゾハナシノブの育て方

植え方
用土は、2~5mmほどの火山礫(えぞ砂など)6・赤玉土2・腐葉土2程度の割合で、水はけよく植える。根の成長が非常に旺盛なので、植え替え時に、半分ほどの長さにカットする。

管理方法
置き場所は、春と秋は十分な日当たりにし、夏は半日陰または、50%遮光ネットの下で、風通しの良いところ。灌水は、1日1回普通に与える。病害虫の心配も特にない。越冬は、雪の下で普通に過ごすことができる。

殖やし方
実生と、植え替え時に株分けで殖やす。

その他
近縁種に、カラフトハナシノブ・ヒダカハナシノブ・レブンハナシノブ・クシロハナシノブがある。

注 意

「花期」や「植え方・管理方法・殖やし方」などは、北海道の内陸平野部の気候を参考にしておりますので、ご注意ください。

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