アポイキンバイ

アポイキンバイ

撮影日:2017/05/20

  • バラ科
  • 学名 Potentilla matsumurae var. apoiensis

姿・形
北海道アポイ岳周辺の超塩基性岩(カンラン岩)地帯の固有変種。ミヤマキンバイが前述の特殊な環境によって変化したもの。高さ10cmほどの多年草。葉は3つに分かれた複歯で、細く深く切れ込んでいる。葉の光沢もやや強い。花は2cmほどで数個咲く。花弁5個で、先が凹んでいる。

開花と花の色
6~7月 黄色

分 布
北海道様似町(さまにちょう)アポイ岳(標高810.5m)周辺

保護上の位置づけ
・環境省レッドリスト 登録なし 環境省のカテゴリーの概要
・北海道レッドリスト 希少種 (R) 北海道のカテゴリーの概要

アポイキンバイの育て方

植え方
用土は、3mmほどの火山礫(えぞ砂など)単用か、火山礫9、腐葉土1程度。植え替えは、毎年新芽が動き出すころに、株分けを兼ねて行うようにする。

管理方法
置き場所は、十分に日の当たる所がよく、風通しの良いところ。灌水は、夏のうちだけ控えめにする。過湿には弱い。施肥は春の置き肥でよい。病害虫の心配も特にない。越冬は、雪の下で普通に過ごすことができる。

殖やし方
実生・株分け。種子は採り蒔きで年内に発芽し、そのまま越冬させ、翌春に移植する。実生用土は、火山礫(えぞ砂など)7~8、腐葉土3~2程度。株分けは、植え替え時に簡単に離れるようであれば、株分けをする。

その他

注 意

「花期」や「植え方・管理方法・殖やし方」などは、北海道の内陸平野部の気候を参考にしておりますので、ご注意ください。

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