ツクモグサ

ツクモグサ

撮影日:2020/04/21

  • キンポウゲ科
  • 学名 Pulsatilla nipponica

姿・形
高山の岩場や草原に生える高さ5~15cmの多年草。北海道では(利尻山、ポロヌプリ山、芦別岳、ニセイカウシュッペ山、ニペソツ山、ピパイロ岳)、本州では(白馬岳、八ヶ岳、雪倉岳)に分布する、日本固有種である。
はじめは、全体に白い軟毛が密生している。花は花茎に頂生し、4~5月に径3~4cmくらいの、淡い黄色の花を咲かせる。花弁に見える淡黄色はがく片(6~8枚)で、花弁はない。

種子の大きさと形状

花期・花色
4月~5月 淡黄色

分 布
北海道(利尻山、ポロヌプリ山、芦別岳、ニセイカウシュッペ山、ニペソツ山、ピパイロ岳)
本州(白馬岳、八ヶ岳、雪倉岳)

保護上の位置づけ
・環境省レッドリスト 絶滅危惧ⅠB類(EN) 環境省のカテゴリーの概要
・北海道レッドリスト 絶滅危機種 (Cr) 北海道のカテゴリーの概要

ツクモグサの育て方

植え方
用土は、2~5mmほどの火山礫(えぞ砂など)8・硬質赤玉土2程度の割合で、水はけよく植える。

管理方法
置き場所は、春と秋は十分な日当たりにし、夏は半日陰または、50%遮光ネットの下で、風通しの良いところ。肥料は幼苗期なら春と秋に置き肥し、開花株には、株の老化進行防止のため、与えない方が良い。灌水は、1日1回普通に与える。病害虫の心配も特にない。越冬は、雪の下で普通に過ごすことができる。

殖やし方
株分けはできるだけ避け、実生で殖やす。

注 意

「花期」や「植え方・管理方法・殖やし方」などは、北海道の内陸平野部の気候を参考にしておりますので、ご注意ください。

このページの内容について

誤字・脱字・加筆・栽培のアドバイス・情報提供(研究資料・論文・現地の写真等)・その他がありましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連記事

ページ上部へ戻る